ラズベリーパイ4にUbuntu22.10インストール
OSイメージを書き込みます。Raspberry PI Imager から 「CHOOSE OS」をクリックし、「Other general-purpos OS」 を選択します
Ubuntu を選択します
Ubuntu Desktop 22.10(64-bit)を選択します
SDカードをラズパイに挿して、ディスプレイ、キーボード、マウスをセットして電源を入れ立ち上げます。ここからUbuntuの初期設定を行います
初回起動時に次の画面が表示されますので「日本語」を選択し、「続ける」をクリックします
キーボードレイアウトを選択します。ここでは日本語キーボード「Japanese」を選択し、「続ける」をクリックします
Wi-Fiに接続する場合はSSIDを選択し、「接続」をクリックします。パスワードの入力画面が表示されますので入力して「Connect」をクリックします(略)
初期設定の『Tokyo』のまま「続ける」をクリックします
使用者の名前、コンピュータの名前、パスワード等のアカウント情報を設定します。入力が終わったら「続ける」をクリックします
インストールが完了すると、自動的に再起動します。再起動が完了すると、ログインするアカウントの選択画面が表示され、ユーザ名を選択してパスワードを入力画します
ログインすると、デスクトップ画面が表示されますので画面に従い入力を続けます。基本「Skip」「Next」で構いません
OSの日本語化
まだ完全に日本語化されていませんので、画面右上の電源マークから設定をクリックして「Region & Language」を選択します
ネットを見てもやり方がいくつかありそうなんですが、
「①のLanguageを日本語」「②Formatsを日本」とし「③Manage Installed Language」をクリックします。「言語サポートが完全にはインストールされていません」と表示される場合は「インストール」をクリックします
言語に関しては「日本語」が一番上に表示され、キーボード入力システムに「IBus」が選択されていることを確認します。言語の順番は言語選択の優先らしいです。まず「日本語」で表示し、表示できないのは次の言語が選択され「English」で表示します。「English」まで順次選択され、以降は無視されます
また、①の「Language」は変更しても表示上すぐには変更されないようです。ログインし直すと変更されるようです
Region Formats が以下の通りであることを確認して、一度ログアウトしてからログインします
画面右上で言語選択ができるようになります
SSHの設定
Terminal画面で次のコマンドでOpen SSH Serverをインストールします
$ sudo apt update
$ sudo apt install openssh-server
SSHをインストールすると自動的に実行されますが、もし実行されていなければ次のコマンドを実行します
$ sudo systemctl enable ssh
$ sudo systemctl start ssh
もしファイアウォールを使用している場合は、sshを許可するようにします。ファイアウォールが無効になっている場合は無視できます(多分デフォルトは無効)
実際に Tera Term を使い接続します。ホストにラズパイのIPアドレスを入れます。IPアドレスはTerminalから「$ip a」で表示させられます
「接続」をクリックします
ユーザ名とパスワードを入れ「OK」をクリックします。ユーザ名とパスワードはラズパイに設定したものです
リモートデスクトップの設定
Ubuntu22.10から、xrdpのインストールは必要なさそうです。設定の「共有」から「①の共有スイッチをオン」にし、「②のリモートデスクトップ」をクリックします
「リモートデスクトップ」と「リモートコントロール」をオンにします。認証のパスワードは、リモートで入る時に必要なパスワードになります
PC側からの接続は、今回Windows10でのリモートデスクトップを利用します。ユーザ名はラズパイ側のリモートデスクトップで設定した名前です。「接続」をクリックするとパスワード入力になりますが、これもラズパイ側のリモートデスクトップで設定したパスワードになります
ファイルサーバの設定
Ubuntu22.10になってフォルダの右クリックで現れた「共有ファイル」設定はなくなりました。さてどうしよう・・・で結構苦戦。
結果を平たく言えば、ラズパイ側はSambaのインストールとSmb.confの設定だけでした。以下のサイトを参考にさせて頂きました(というよりコピーです)。要は Samba だけ正しく設定できればいいみたいです
【Ubuntu】SambaをインストールしてLinuxマシンとファイル共有 – たまテク (tamnology.com)
①Samba をインストールし、②共有フォルダを home の下に作成し、③パーミッションをセットし、④設定ファイルを開きます
①sudo apt install samba
②sudo mkdir /home/share
③sudo chmod 777 /home/share
④sudo vi /etc/samba/smb.conf
設定ファイルの最後尾に以下の文字を追加して保存
[share]
path = /home/share/
browsable = yes
writable = yes
guest ok = yes
read only = no
PC 側では、ラズパイの IP アドレスをいれてあげれば表示されるはずです
ラズパイ側では、「他の場所」をクリックすれば、「Share」フォルダが現れ、左のバーにも追加されます。もしこの状態にならなければ「?????-DESKTOP」内の「Share」フォルダをダブルクリックし、「接続」をクリックします。接続条件は自由に設定してください(私は匿名でセットしてます)